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寺社巡り歴史探訪 > 日輪寺

平将門の首塚ゆかりの寺


台東区西浅草3-15-6
大手町にある「平将門の首塚」の近隣には昔、神社と寺があった。神社は神田明神、寺は日輪寺である。この地では永らく将門の怨霊による禍いに悩まされていたが、1300年頃、時宗二祖他阿真教上人が供養して霊を鎮めた。
その際、その霊魂を神田明神に祀り、日輪寺を時宗の念仏道場に改めたという。寺は江戸時代の「明暦の大火」で現在の浅草に移転したが、今なお平将門の供養は日輪寺において営まれている。
また、時宗宗祖一遍聖人(1239-89)の生涯を計48場面で表した、高祖伝の貴重な版木「一遍聖人行状図版木」を所蔵している。(台東区有形文化財)